|
2008年 02月 23日
[ストックホルム(スウェーデン) 22日 AP] 乗り物酔いのメカニズム解明のため、木曜日に72匹の小さな魚を乗せた無人ロケットが宇宙へ打ち上げられた。
ドイツのラインハルト・ヒルビッグ教授を中心としたチームが行ったもので、シクリッドと呼ばれる小型の魚を小さな水槽に入れ、それを乗せたロケットがスウェーデン北部から打ち上げられた。ロケットは宇宙に10分間滞在し、泳ぎ方に変化が見られるかビデオ撮影が行われた。 シクリッドはすでに地球に帰還しており、健康状態も良好だという。「魚たちは喜んでいましたよ。また行きたい、と思っているでしょう」とヒルビッグ教授。 研究チームは現在、撮影されたビデオを検証しており、円を描いて泳ぐ魚はいないかを調べている。これは魚が乗り物酔いした場合の泳ぎ方だと研究者らは指摘する。 今回の調査についてヒルビッグ教授は、「他の人はそうでもないのに、何故一部の人だけ乗り物酔いする場合があるのか」について、そのメカニズムを解明するきっかけになればと話している。また、シクリッドを選んだ理由については、「宇宙飛行のストレスに耐えられる種類と見なしたから」と説明する。 「シクリッドは言ってみれば、身軽なスポーツマンタイプの魚ですね。金魚は少し太っていてだらしないと言うか……やはり耐えられないでしょう」とヒルビッグ教授はコメントした。
by lily81
| 2008-02-23 14:16
| world news
|
ファン申請 |
||